2017年11月

11月28日、東京ディズニーリゾートの運営会社「オリエンタルランド」は、東京ディズニーランドにおけるエントランス大規模改修及び立体駐車場整備計画が発表されました。前者には、「自動券売機」の設置や入場ゲートの機器変更、年間パスポート入場者への顔認証システムの導入などが2020年春(一部は2019年)に行われるということ、またその改修工事に伴い、一部のゲートが封鎖され、従って開園時のゲスト誘導にも変更点があることなどが含まれます。(最初の写真は東京ディズニーランド・シンデレラ城)

後者については、2019年度を目処に東京ディズニーランドの駐車場エリアに、立体駐車場を設けるということ、その工事に今年度中に着手するということが発表されました。

立体駐車場の整備理由としては、有力であるものは、「パーク拡張用地の確保」です。パーク周辺に広がる広大な平面駐車場を立体駐車場に集約し、捻出された平面駐車場のスペースをパークの拡張用地に転用するというものです。

現在の東京ディズニーリゾートは、2つのパークともに拡張用地がかなり少なくなっており、拡張用地の確保には在来施設の用地を転用するしかないという状況に置かれています。実情がいかなるものかはわかりませんが、そのような事情があることはどことなく察せることかもしれません。


(過去記事に掲載した写真。10/4撮影)
予想される立体駐車場の場所は、パークからリゾートラインを挟んで反対側の、「東京ディズニーランドホテル」の並びの辺りではないかと考えます。パークに隣接したスペースは拡張用地となる可能性が高く、立体駐車場となる可能性は低いと思われます。おそらく年明けか春先頃には、何らかの動きがあると思われますから、その辺りは今後も継続して取り上げていきます。

そして日本時間の翌日29日夜、一部新聞やネットニュースなどマスメディアにより、「東京ディズニーリゾートでパークの大規模な拡張計画が進行中」との内容が報道されました。具体的な時期・規模・内容・投資額については情報が錯綜しており、またそもそもオリエンタルランド側からの発表がこちらの記事を執筆している11月30日午前0時半現在、何もなされていないため、細かいことについては現状こちらからは何も書くことはできません。しかしながら、「2020年以降に両パークに大規模な新施設群がオープンすること」「それに向けた工事が近い将来始まるということ」は確かであり、それに伴いパークの姿が大きく変わっていくことがほぼ確実となりました。
(こちらは今年6月頃のR1・R2駐車場付近の様子。今思えばこちらはやはり新施設に向けた調査だったのか)

今準備中であろう、「まだ見ぬ新しい夢と魔法の王国と冒険とイマジネーションの海の姿」があらわになる時がいつになるかはわかりません。そして、それがどのような形なのかすら、現状何もわかりません。そんな変革期にある東京ディズニーリゾートの姿を、当ブログでは引き続き追っていきたいと考えております。

今回は以上です。お読みいただきましてありがとうございました。

(写真はいずれも筆者が撮影。過去記事にて掲載したものと同じ)
このエントリーをはてなブックマークに追加

今年もあと1ヶ月ほどでしょうか。日に日に寒くなっていく上、日差しも心なしか少ないので、一層気温の低下を感じる今日この頃です。先日は慶應義塾大学の文化祭「三田祭」にお邪魔させていただきました。慶應義塾大学のディズニーサークル「慶応ディズニー同好会」さんのところにお邪魔させていただきました。

さて、今日は美女と野獣エリアの建設現場の観察から。先日、「ミニーのグリーティング施設と思われる」とお伝えしたものは、「美女と野獣のアトラクション」であるとのことでした。大きさから察するにそちらの方が適切ですね。訂正します。

こちらは美女と野獣のアトラクションの11/22現在の様子。こちらは新施設群の中では突出して工事が進行していますね。それほど大きく、かつ建物自体ができた後の作業が多く、今のうちからこれほどのペースで進めているのでしょう。こちらの写真ではほぼわからないのですが、アトラクションの中には「円柱状の部屋」ができるらしく、そちらの様子を捉えた写真も出回っています。アトラクションは映画のいくつかのシーンをまとめたものになるらしく、その円柱状の部屋もどこかのシーンの部屋になるのでしょうか。私自身、大変恥ずかしいながらも美女と野獣は実写含めて観たことがなく(唯一中学校の芸術鑑賞で劇団四季のミュージカルを観た?)、どこになるのかは全く見当がつきません。オープンまでの宿題ですね。
こちらは新シアターができるであろうあたりを写したものです。基礎以外は全く形を現していません。大規模なものとは言え、美女と野獣アトラクションほど作業工程が多くないのでしょうか。新シアターでは当然ながら、何かしらのショーが公演されるでしょうが、演目はどのようなものになるのでしょうか。個人的には「アウトオブシャドウランド」(←こちらも未履修)のような、プロジェクションマッピングと演者の演技が融合したものではないかと予想します。東京オリジナルの力作に期待したいところです。そしてこのシアター絡みで気になるのが、近くにある「ショーベース」の処遇です。築年数も古いため、もしかするとそろそろ何かしらのアナウンスがあるのではないかとも考え得るところです。「ワンマンズドリームⅡ」も長いこと公演されているショーですから、これからいつ終演となってもおかしくはなさそうです。ここ2年ほどの動きを見るに、周年イベント直前か終了の頃にレギュラーショーの終演を持ってくる様子が見られます。再来年3月の「35周年イベント終了のタイミング」が、どことなく怪しいような気もしなくはないです。とはいえ私自身はただ単に「この辺りが怪しいかな?」と予想してみるくらいしかできないため、何とも言えないです。

日進月歩という様相の建設現場、完成まで見届けて行きたいと思います。今回は以上です。お読みくださいましてありがとうございます。

(写真は筆者が11/22に撮影)


このエントリーをはてなブックマークに追加

本日11月27日は、映画「アナと雪の女王」がアメリカで公開された日、すなわちスクリーンデビューを果たした日です。2013年の今日に公開されたので、今年でもう4年が経とうとしています。


翌年の3月には日本でも公開され、興行収入250億円以上という大ヒットを記録しました。劇中歌・主題歌である「Let It Go〜ありのままで〜」が街中の至る所で流れていたほど、アナと雪の女王は深く浸透していました。

その大ヒットを受けてか、2015年の春には短編作品「アナと雪の女王 エルサのサプライズ」が公開されました。アナとエルサの新しいデザインのドレスや新キャラクターであったスノーギースなどが新たにお目見えし、ファンの間では話題になりました。

また、東京ディズニーランドでは、2015年より、1〜3月にスペシャルイベントとして、「アナとエルサのフローズンファンタジー」を開催しています。2年目からはパレードが、3年目からは全編がアナと雪の女王の曲で構成されたプロジェクションマッピング「フローズンフォーエバー」の公演もそれぞれ始まりました。なお、こちらのフローズンファンタジーに関しては、来年1〜3月の開催を持って終了することがすでに決定しています。また、今年夏には、東京ディズニーランド・エレクトリカルパレードに、アナと雪の女王のフロートが追加されました。海外に目を向けると、アメリカ・フロリダ州のウォルトディズニーワールドのエプコットに、アナと雪の女王のキャラクターが登場するアトラクション「フローズンアフターエバー(Frozen After Ever)」がオープンするなどしています。

今日でスクリーンデビューから4年が経ちましたが、未だにそのコンテンツを生かした作品などの展開が続けられています。今月には、新たな短編作品である「Olaf's Frozen Adventure」がアメリカで公開され、日本でも来年春に「アナと雪の女王 家族のおくりもの」として公開されることが決定しています。こちらはピクサー映画「リメンバー・ミー」との同時公開作品ですが、既にネット上に公開されている本編の一部の画像や動画を観るに、十分期待していい作品であると思います。また、続編の長編作品である「Frozen2」の公開も発表されており、再来年秋にアメリカで公開することを目標に、現在製作が進められています。

テーマパークの方では、来年春にリニューアルオープンする東京ディズニーランドのイッツアスモールワールドには、新たに追加されるディズニーアニメ映画のキャラクターたちとして、アナと雪の女王のキャラクターが含まれています。また、2020年には、香港ディズニーランドにアナと雪の女王をイメージしたエリアがオープンする予定です。

公開から時間が経てども、色褪せることのない作品であるアナと雪の女王。今後の展開からも目が離せませんね!

今回は以上です。お読みいただきまして、ありがとうございます。

(写真は全て筆者が撮影)
このエントリーをはてなブックマークに追加

11月も残すところあと1週間を切りましたね。クリスマスイベントも後半戦に入る頃でしょうか。シーの「カラーオブクリスマス」以外のクリスマスイベントの大きなプログラムは一通り観たところです。今年の「カラーオブクリスマス」、キャラクターの入れ替えでクラリスが出ないということで、「うーん」と思っています。

さて、今日取り上げるのはディズニーシーのソアリン建設現場の近況です。完成まで1年と数ヶ月程度となり、そろそろ建物の大まかな形が見えてきました。

大型のクレーンを使用した鉄骨の組み立てが進められています。入り口に近いと思われる部分はすでに組み上がっているらしく、その部分は幕で覆われています。円柱型の部分があるのが気になりますね。コンセプトアートにもあったと記憶していますが、その部分にあたるのでしょうか。

見たところ、その円柱部分が1番高いところとなるのでしょうか。この部分が入り口だったが、それともただの建物の造形の一部だったか定かではありませんが、外見上のアクセントとなることは間違いないでしょう。

こちらはリゾートラインの東京ディズニーシーステーション〜リゾートゲートウェイステーション間の車内から撮影したものです。リゾートラインの車内から確認できるほど、パークの端の方に作られるということなのでしょう。まだもう少し写真の右側に建物が大きくなりそうですね。

さて、工事の進捗とともに気になっているのが、こちらの水道橋や柱などの構造物です。建物の工事が進むと、こちらも撤去されるのでしょうか。完成後の姿がどのようになるかはわかりませんが、その内何かしらの動きがあるのかも知れませんね。

また、「混雑時に待機列が伸びた際の並ばせ方」も個人的に気になるポイントであります。ハーバーショー公演時にザンビーニ前のステージ周辺が観客で埋まることを考えると、アトラクションから直近の階段・スロープ方向に列を伸ばすことも考えにくく、かといってミステリアスアイランド方向に列を伸ばすと、他のアトラクションの待機列と干渉しそうな気もしなくはないのです。その点はオープン後に答え合わせをすることとなるのでしょうか。

その他、アトラクションのシアターの数が2つか3つかということも度々議論の対象となっています。現状2つが有力ですが、果たしてシアター2つで回せるのか、心配であるところです。混雑に対し根本的な対策を講じるならば、多めに作ることに越したことはないと考えます。ただ、今年オープンの「ニモ&フレンズ・シーライダー」がシアター2つでまだなんとか運営できている(待ち時間もトイストーリー・マニアあたりの方が長いことも多々ある)ところを見るに、そこまで心配することではないのかなとも思います。

昨年にソアリンオープンが発表されてから1年半以上がすぎ、建物の大まかな形がすでにあらわになってきました。来年の今頃には、アトラクションの正式名称や詳細なBGSなどが発表されているのでしょうか。
このエントリーをはてなブックマークに追加

日に日に寒さが厳しくなり、季節が進んでいることをひしひしと感じますね。体調には気をつけたいこの頃です。パークに行く際も防寒を徹底しなければなりませんね。私は見事に風邪をひきました。

さて、やや遅くなった感が否めませんが、スタージェットが10月10日にクローズしてから早くも1ヶ月が過ぎました。既に解体工事がかなり進んでいるようです。その様子を見ていきたいと思います。

こちらは今月8日の様子。まだロケット部分の解体は始まっていません。しかし、ロケット部分のすぐ下まで、板で囲われています。

この時点で既にライド部分の取り外しなどが行われていた可能性もありますが、この写真からは詳しい様子を伺うことはできません。

こちらは今月14日に撮影した写真です。この日の時点ですでに先端部分とライド部分は取り外されていることがわかります。1週間弱でその程度は進んだということでしょう。

そしてこちらは11/21に、東京ディズニーランドステーション〜ベイサイドステーション間を走るリゾートライナーの車内から撮影した写真です。ロケット部分とライド部分共に既に撤去作業が完了し、残すは搭乗部と基礎部分、エレベーター部などの解体作業となりました。グランドサーキットレースウェイ同様、急ピッチで作業が進んでいますね。年内にも完全に姿を消すのでしょう。

そしてこちらは11/22にパーク内から撮影したものです。ロケット部分やライド部分は全く姿を消し、搭乗部も大部分が解体されています。残すはエレベーター部くらいでしょうが、それも近いうちに撤去されることはほぼ確実と言えましょう。

ついひと月前まで、今や壁の向こう側になっているあたりも多くのゲストが通っていたということが考えにくいくらい、工事が急ピッチで進んでいるように見えます。新エリア開業まで、あと2年半もない故、古いものを早く取り壊し、新しいものを作り始めなければならないのでしょう。まあ、当然のことでしょうね。長年にわたってそのエリアに存在したものが無くなることは寂しい気をしますが、35年も続いていれば、こんなこともあるはずでしょう。果たして待望の新エリアは、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。

今回は以上で終了です。お読みいただきまして、ありがとうございました。

(写真は11/8・11/14・11/21・11/22に筆者が撮影。)



このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ